EQWELが目指す教育~107歳以上生きる子が半数~

「スターターガイダンス」

 

スターターガイダンスの目的

・EQWELが目指す教育

・EQWELママ、子育ての心得

・レッスンでママが大切にしてほしいこと

 

P3「22世紀へ活きる力をEQWELで

「健康寿命が延び、100歳まで現役」

日本で2007年に生まれた子どもたちの半分は、107歳以上生きると予測されています。

現在の小学生以下の子は、22世紀まで生きる子が多くなります。

健康寿命が延び、100歳くらいまで現役で仕事をするようになるといわれている。

 

「人工知能時代の到来」

子どもたちがこれから生きる時代はAI(人工知能)とロボットが台頭する時代なのです。

また、今の仕事の47%は無くなるという予測もあります。

要するに、AIやロボットが人間の仕事に取って代わるのが当たり前となる時代なのです。

しかし、これは人類にとって福音でもあります。

今までしたくなくてもしなければいけなかった、それなりに頭を使うルーティンワークをAIやロボットがしてくれるようになるからです。

すると、人間は人間でなければできない仕事だけをするようになります。

ただし、AIやロボットに使われる側ではなく、使う側にならないといけないと私たちの脳科学・ロボット工学のアドバイザーである大阪工業大学(客員教授)の筒井博司博士は言われています。

 

「生涯教育の時代へ」

さらに、これからの100年は一生学び続け、自分を再創造し続ける「生涯教育」が当たり前になる時代でもあります。

100歳まで現役で仕事をする人も増えてきますが、知識やスキルは20~30年で陳腐化し、役に立たなくなるので、新しい知識やスキルを身につけるために生涯学び続ける=脳を鍛える必要があります。

また、仕事に対するモチベーションの維持、精神面のエネルギー充填といった心の面のメンテナンスが重要なスキルになります。

誰もが自分で心の面(メンタル面)の維持・管理をできるようになること=心を育てることが求められるようになります。

さらに、20~30年同じ仕事をしているとどうしてもモチベーションが落ちてきたり、新しいことをしたくなるものです。

そういった際に自分が何をしたいのかを見つめ直し、その方向に向けて自己を再創造し、自己実現していく=想いをカタチにするスキルも必要となります。

仕事の変わり目では、数年の時間をかけて自己を再創造するのが当たり前になるそうです。

いわば、この期間のレクリエーション(休暇)はリ・クリエーション(再創造)に費やされることになります。このように、この3つの生涯教育が当たり前の時代になっていくのです。

 

「幼少期の教育で最も大切なこと」

では、成人するまでの間、特に幼少期にはどういった力を身につけるのがいいのでしょうか?

それは、時代が変わろうとも、知識やスキルが変わろうとも、22世紀になっても活躍し続けるために必要な基礎となる能力の土台を身につけることです。

そういった一生役立つ基礎となる能力とは、実は今まで考えられていたような「IQ・知識・スキル」ではありませんでした。

もちろん「IQ・知識・スキル」は大切なのですが、それと同等、もしくはそれ以上に大切な能力があることが近年わかってきました。

 

P4「非認知スキル(EQ)が将来の成功のカギ」

今、時代は変わってきています。今までは、良い学校に入って、給料の良い会社に入れば幸せな人生を送れるという価値観がありました。

しかし、現在は、大学を卒業して仕事についた若者の半数は、1~2年で仕事を辞めてしまうというデータが出ています。仕事を辞めてしまう原因は様々だと思いますが、どんなに学歴が高くても頭が良くても、社会では通用しない時代なのです。

ここで大切になってくるのが「非認知スキル(EQ)」といわれる、やる気、自制心、やり抜く力、自尊心、協調性なのです。一言でまとめると人間力です。

 

「活きる力を高めるEQWELメソッド

私たちのEQWELメソッドでは、脳を鍛えて、IQ・学力・記憶力といった認知スキルを高めます。

それと同時に心を育てて、やる気・自己肯定感・やり抜く力といった非認知スキル(EQ・人間力・人間性)を高めていきます。

私たちの目的は、EQWELメソッドを通じて子どもたちの脳を鍛え、心を育み、22世紀まで「活きる力」すなわち「活躍する力」=「人間の総合力」を身につけ、一生、想いをカタチにし続けていけるようにすることです。

非認知スキル、中でも将来の成功に必要だといわれる「やり抜く力」については、あとでまたお伝えしたいと思います。

 

P5「脳を鍛える」

①脳は0~3歳時に大きく成長する

人間の脳の重さは生まれた時に大人の30%であったが、3歳で80%、6歳で95%になります。」

 

②シナプスは1歳から刈り込まれる

0歳教育の重要性 3つの理由の2つ目は、「シナプスは1歳から刈り込まれる」です。

脳の中で情報処理を担っているのは、脳神経細胞(ニューロン)です。

140~200億のニューロンが、それぞれ複雑に結びつき、情報を伝え合うことで、巨大な情報ネットワーク「大脳」が完成します。

でも、赤ちゃんの脳は未接続状態です。

イメージとしては、膨大な数の駅だけ先につくって、線路をしくのはそのあと、といった感じでしょうか。

つまり、「脳を育てる(鍛える)」というのは、ニューロンどうしのつながりをつくっていくことと同じ意味なのです。

そのニューロンのつなぎ目にあるのがシナプスです。

 

脳の神経細胞(ニューロン)をつなげるシナプスは、刺激によって増えていきます。

刺激とは、五感から脳に入ってくる情報です。脳は五感からの情報を得るたびにシナプスを増やし、発達していきます。

【左図】 脳神経細胞の数は変わりませんが、新生児期から学童期そして成人に至る過程で脳の神経細胞をつなぐシナプスの数(神経線維連絡網)は急速に発達し、脳波の周波数や振幅も変化します。

繰り返し刺激を受けたものは神経回路が太くしっかりとしたものになりますが、1歳位になると、脳の中で増えすぎたシナプスが一度刈り込まれ、数が減る時期がきます。このとき、必要でない神経回路は削除されてしまいますが、繰り返し刺激を与えられて、しっかりと形つくられているものは消えません。

【右図】 シナプス密度の年齢による変化を示したものです。シナプス密度は出生直前から上昇しはじめ、1歳前後でピークを迎えます。その後、シナプスの刈り込みがおこなわれ、使われないシナプスは、7歳頃から密度が低下しはじめます。成人では1歳のときの60%程度に低下します。

だから、シナプスの多い時期は学習に適していて、繰り返し学習したことは、脳の神経回路として残りやすいのです。

 

③脳の感受性期を逃さない働きかけ

また、脳のそれぞれの機能や能力には「感受性期」というものがあります。

感受性期とは、環境適応能力が高く、敏感にあらゆることを吸収できる時期です。

この図にあるように数学や社交性、言語、情緒といった多くの能力の感受性期は3歳までにピークを迎えます。

EQWELではこの時期を「吸収期」と呼んでいます。

特に情緒は1歳前後にピークを迎えるので、その頃に子どもとの絆を形成することが大切です。

 

 

P6 「3D理論に基づくEQWELプログラム」

EQWELチャイルドアカデミーの3D脳理論では、脳を立体的に捉えます。

脳の各部位の役割と発達順序を知ることで、各年齢における効果的な脳の機能・働きの高め方がわかり、子どもの能力を最大限に引き出すことができるようになります。

脳は胎児期から発達していますが、生まれた後に急激に発達が促進されます。

脳の発達には方向性があり、下から上へ、右から左へ、後ろから前へ、発達していきます。

この3方向の発達は同時に始まりますが、完成にいたる時期は部位によって異なります。

 

 

「脳の三重構造」

脳は上下(内外)に3重構造になっています。

下から「脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質」の3つの部位から成り立っています。

脳幹は生命維持を司る生命の座です。生命活動に必要な機能が集まっている部位です。

大脳辺縁系は情動の座です。感情や記憶・動機づけに関する部分で、感情中枢は生後ごく早期に発達します。

脳幹と辺縁系は生後6年でほぼ完全にできあがるといわれています。中でも脳幹は辺縁系よりも早く発達するといわれています。

したがって、生命力や感情・記憶・動機づけの発達は6歳までの時期が重要なのです。

特に生まれた最初の年には、「絆の形成」が決定的に重要な意味を持ちます。

脳の感情中枢が生後すぐに発達するからです。

大脳新皮質は知性の座です。思考、判断、セルフコントロール、計画、実行などにかかわります。3歳までは急激に大きくなり、6歳までに大きさはほとんどが出来上がりますが、20代後半まで成長し続けます。

脳の神経細胞の数は生まれてからほぼ変わりませんので、大きくなるというのはシナプス(配線)の増加に由来します。

脳の進化の歴史(種の系統発生)をたどると「脳幹→大脳辺縁系→大脳新皮質」の順で発達してきて、高等生物になるほど上位の脳が発達しています。

また、ヒトの脳の発達においてもその順番、すなわち下から上へ発達していきます。

3つの脳部位はわかりやすく言うと、脳幹は「生きる力」、辺縁系は「いきいきする力」、新皮質は「活きる力(社会で活躍する力)」を司っているといえます。

 

生命の活動全般をコントロールしている

生命力(=生きる力)を高めるには脳幹の働きを豊かにする必要がある

 

【主な働き】

  • 意識(大脳)や覚醒・睡眠のコントロール
  • 自律神経の中枢 → 呼吸・心拍数・血圧・体温等のコントロール
  • 大脳・小脳からの指令を身体に送る中継地点

 

 

<参考資料>

「脳幹は心にも関係しています。」

  • 神経伝達物質を通じて、脳の広い範囲の活動を調節(コントロール)しています。
  • 心にかかわる神経伝達物質には、大きく分けて3つあります。
  • やる気・運動に関わるドーパミンと、意識の覚醒・集中に関わるノルアドレナリン、平常心や睡眠に関わるセロトニンです。
  • これらの神経伝達物質がバランスよく放出されることで、心を平静に保ち、日々活き活きと活動することができます。
  • 逆にどの神経伝達物質も出過ぎたり、出なさ過ぎたりすると、日々の活動に支障が出てきます。
  • この脳幹の発達は早く、1歳頃にはかなり大人に近い機能ができ上がるという見解もあります。
  • これらの機能がバランスよく働くようにするには、赤ちゃんの頃から質のよい育て方(愛情・運動・感覚刺激・睡眠リズム等)を心がけることがポイントとなります。

 

 

感情・学習・記憶・意欲などを司っている

直感力・意欲・学習力を高めるには大脳辺縁系を適切に働かせる必要がある

 

【主な働き】

  • 扁桃体: 快・不快、好き嫌いの判断
  • 海馬: 記憶の取捨選択
  • 帯状回: 意思決定・共感・報酬予測
  • 側座核: やる気

 

「大脳新皮質の動画」

知能や精神活動などを司っている

思考力・協働力・問題解決力を高めるには大脳新皮質の働きを活かす必要がある

 

【主な働き】

  • 思考や判断、高度な記憶、言語、空間認識
  • 衝動コントロール、問題解決に必要な計画・実行・評価全般
  • 感覚情報の処理、運動全般

 

 

<参考>

前頭葉は思考・判断・計画・実行・セルフコントロールといった高次の精神活動や運動、話す・書くなどの言葉を表現するときにかかわる領域です。

頭頂葉は体全体の感覚や空間認識にかかわる領域です。

側頭葉は聴覚や嗅覚、言葉を理解するときにかかわる領域です。

後頭葉は視覚にかかわる領域です。

 

 

 

P6 「脳内ネットワークの形成」

これまで見てきたように、脳はすべての部位が生きていくために重要な役割を持っています。

だからこそ、ただ生きるだけでなく、EQWELが提唱している「活きる力(活躍する力)」を発揮するには、まずは各部位をしっかりと発達させることがポイントとなります。

それとともに、目標や目的を達成するために、それらの部位を連動して働かせられるよう、各部位のネットワークを強化することがさらに重要なポイントとなるのです。

脳のネットワーク形成をイメージにするとこんな形です。

まずは脳の一つ一つの能力を高めることが大切です。

しかし、それぞれの能力のつながりが弱いと脳全体の総合力は低いままです。

脳の一つ一つの能力を高めた上で脳のネットワーク形成を強化し、

それぞれの能力のつながりが強くなると、脳全体の総合力は一気に数百倍になります。

この数値は例えですが、脳のネットワーク形成はそれ位大切だということです。

EQWELでは「脳の一つ一つの能力」を高めるとともに「脳のネットワーク形成」を促進し、「脳全体の総合力を高める」ことを目指します。

【参考】

自閉症の人は個々の能力は一般人よりも高く、得意分野ではずば抜けた才能を発揮することがあります。

しかし、脳のネットワークがあまり形成されていないため、それを社会に役立つように活かすことが苦手です。

もし社会的な活動をしようとすると、どうしてもマネージャー役の人が必要になります。

例えが悪いかもしれませんが、イメージとしてはこんな感じです。

 

P7「心を育てる~アタッチメント~」

年齢に関係なく、母親の存在は大きいです。存在を認められ、無償の愛情で守られているという自信が自己肯定感を生み、自立を促すことになります。

 

アタッチメントとは、赤ちゃんや子どもが感じる心の深い結びつきのこと。

子どもにとって母親は絶対的な信頼を持てる人なので、新しいことや初めてのことにチャレンジできるのは、安心できる存在、ママがそばにいるからです。

そのためには、愛情を常に伝え、行動を見守り、手伝い、失敗した時には、次はうまくいくことを伝えましょう。子どもは、お母さんが「安全基地」だと感じると、いろんなことにチャレンジしようとします。その安心感の輪は年齢とともに大きくなっていきます。

アタッチメントを育てるには、見守り、共感し、そしてスキンシップが大切になってきます。

たくさんの抱きしめやマッサージは、肌を通して子どもの中でより安心感を感じさせます。

スキンシップをすることで沢山の成長ホルモンが出る事も今の科学ではわかっています。

 

<例>

子どもが歯医者に行くとき、有効な言葉がけは、どれだと思いますか?

①大丈夫よ

②怖いよね~。でも大丈夫だからね

③がまんしなさい

 

答え:②です。まずは、こどもの気持ちに共感してあげることで、子どもは安心感を感じます。

安全基地を作ってあげてからお母さんの伝えたいことを伝えるようにしましょう。

 

 

 

P8 「楽しい子育て8か条」

EQWELチャイルドアカデミーで自己肯定感を高めるためにおススメしているのが「楽しい子育て8か条」です。

*スタートブック読みあわせ

 

P9 「子どもに与える5つの喜び」

この喜びを知っている子どもは、幸せな人生を送れます。

まずは、保護者が喜んで生きている姿を子どもたちに見せてあげましょう。

*スタートブック読みあわせ

 

P10 「やり抜く力を育てる3つのポイント」

さきほど、お伝えしました子ども達のEQを伸ばすことがとても大切なことを伝えました。

そのEQの中でも「やり抜く力」を伸ばすことが大切です。

成功のカギは「才能」よりも「やり抜く力」にカギがあります。

 

*スタートブック読み合せ

①能力ではなく努力をほめて継続・改善を促す

ほめるなら、素質より努力(努力や行動をほめることがやる気アップにつながる)

「スタンフォード大学のキャロルドゥエックらが行った、小学5年生400人余りを対象とした実験の報告に次のようなものがあります。

テスト後に直近の努力や行動をほめられたグループはIQが30%伸び、一方、素質や能力をほめられたグループは成績が20%低下したというのです。努力をほめられるとさらに努力を認められようとがんばるが、素質をほめられると「素質がいい」「頭がいい」「天才」などの評価を守るために間違うことを恐れるようになる。そして、簡単なことしかしなくなる。できることしかしなくなる。難しいことにチャレンジしなくなる。

②失敗からの立ち直りをサポートする

失敗することは、いけないことでは、ありません。安心して失敗できる環境も大切です(アタッチメント)。

失敗したら次は、どうしたら上手くいくのかを一緒に考えてあげましょう。失敗から学べることは、たくさんあります。

③親も一緒に何かをやり抜く

本来学ぶこと、勉強することは、楽しいものです。子どもは、言葉ではなく、親のやっている姿をみて学びます。学ぶことが楽しい、それを続ける姿をみせてあげましょう。その姿がやり抜く力につながっていきます。

 

「やり抜く力」を育てる良い言葉がけ (やり抜くには、次に繋げることが大切。)

 

  1. 「すばらしい! よくがんばったね!」 ✕ 才能があるね(努力したら才能が開く○)
  2. 「今回はうまくいかなかったね。
    一緒に今回の方法を見直して、どうやったら
    もっとうまくいくか考えてみよう」 ✕ まあ、挑戦しただけえらいよ!(1回だけでいいみたいなニュアンスになる。次につながらない)
  3. 「よくできたね! もう少しうまくできたかもしれない
    と思うところはあるかな?」 ✕ 君はすごい才能を持っている
  4. 「これは難しいね。
    すぐにできなくても気にしなくていいよ」次へのチャレンジのことば。

 

 

 

Q&A

子どもが最も能力を発揮する心の状態 → 楽しいと感じている時(リラックス+集中)

子どもの可能性を伸ばすには、子どもを否定しないこと。お母さんが笑顔でいること。

 

 

      

 P13「幼児コースの基本的なレッスンの流れ

*読み合せをする。

本日は、この中でもレッスンのベースと「ご挨拶」「レッスンスイッチ」「感覚遊び」の3つの項目をお伝えしておきます。

 

「ご挨拶」

ご挨拶、自己紹介で、積極性や発表する力を育てます。

・自己紹介、カレンダー、月雅称など

子どもにさせる前に、保護者が先にお手本をみせてあげることが大切です。

椅子もしっかりと中にいれてあげます。

 

「レッスンスイッチ」

脳を学習に適した状態にします。学習に適した状態とは、リラックス+集中している状態。

イメージモードに入ると、脳内の情報処理が変化し効率がよくなり、大量・高速に行うことができます。

・深呼吸 → リラックス

・残像カード → 集中

・イメージトレーニング → 潜在能力を開花します。イメージをいかに使えるかが、潜在能力を開くカギになります。

 

子どもとお母さんは強いつながりがあるので、ママがレッスンモードに入る事で、子どもはすんなり入ることができる。まずは、ママが楽しむことが一番!!

 

「感覚遊び」

五感を深めて直感力やひらめき力を活性化します。この直感やひらめきは、生きていき上でとても大切なことです。

 

 

「この言葉・・・EQWELママは気をつけて!!」

結構これらの言葉はついついいってしまう方も多いと思います。

依頼語に思い切って変えましょう。

依頼語は、命令言葉では動かない子どもの心を開いてくれる、すてきな言葉です。

日常の中で、「~してくれるとママうれしいな」とか「~するにはどうしたらいいかな」と言ってあげましょう。

「ママのこと助けてくれる?」と子どもにお手伝いをお願いしてみましょう。
どんな小さなことでも構いません。
「○○しなさい」「いけません」といった命令、禁止の言葉ばかりでは、子どもは心を閉ざしていきます。
それを依頼語に変えるだけで、子どものやる気がぐんぐん育つのです。それは、依頼語が相手を尊敬する心から出る言葉だからです。

してくれたら、「ありがとう。○○ちゃんが手伝ってくれたから、助かったよ!」と、抱きしめてほめてあげましょう。
「やるじゃない!」「すごいね!」など、ほんのちょっとした言葉が、子どもを輝かせるのです。
「あなたは頼りになる。お父さん、お母さんは信頼しているよ」と普段から伝えて いると本当に子育てが楽になります。
「ママを助けてくれてありがとう。○○ちゃんはとっても優しいのね。ママ助かるわ。」と言って育てれば、子どもはみんな、素直で積極的な子どもに変わります。
1歳でも2歳でも、子どもにできることをお願いすればよいのです。
親の手間が増えて、かえって大変になるかもしれませんが、面倒だと思わず頼みましょう。
どの子にも、親に認められたいという気持ちがあります。
自分を認めてほしいというのは、自分を尊敬してほしいということです。
お手伝いを通して、親が子どもに尊敬の気持ちを示せば、子どもは親に対して尊敬の気持ちを持ち、素直になります。

親子が互いに信頼し、尊敬し合っていると、自然に子どもの口からも、親をほめる言葉が出てきます。
「ママはえらいね!」このように、親が子どもにほめられることほど、嬉しいことはありません。
この時、子どもは、親を喜ばせようと思ってほめているのではありません。
子どもが、親に信頼や尊敬の心を持ち、また、日ごろ親にほめてもらっているからこそ、自然に言葉になって出てくるのです。
子どもだからと、ついつい命令口調になったり、感情に任せてきつい言葉をかけて育てると、子どもは自分が低く見られていると思うようになり、反発し、言うことを聞いてくれなくなります。
子どもであっても、一人の人間として、尊敬して接するようにしましょう。
家庭で「一人ひとり、みんな尊敬すべき人なんだよ。お友達も尊敬して大切にするんだよ」と言って育てれば、友達も大切にする子どもに育ちます。

 

「EQWELに協力してくださる大学教授群」

最新の脳科学と発達心理学を専門にしている大学教授に協力して頂いています。

乾先生(文学博士) 京都大学 名誉教授 追手門学院大学教授。子どもの発達にかかわる脳科学の研究の権威。

松村先生(医学博士) 兵庫教育大学大学院教授、元付属小学校校長。子どもの自己制御・対人関係を高める日本版プログラムの第一人者。

筒井先生(工学博士) 大阪工業大学 客員教授。 人工知能やロボット、脳科学に精通している

 

「まとめ」

 

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