幼児教育で著名なマリア・モンテッソーリーは、
「子どもの成長には敏感期がある」と語り、次のように言っています。
※「敏感期」とは、生物学的には臨界期、感受性期などと同じ意味の言葉です
「敏感期を逃すことは終電に乗り遅れるようなもので、逃がすと後はもうチャンスがない。
後でしようとしても、数倍の苦労をし、心理的にもっとつらい思いをしなくてはならない。
その割にうまく習得できない。大人になって、ゲームが下手だったり、音楽を解せず、色彩感覚に乏しく
芸術について無知で、計算に弱く、発音はぶざまで、読めないような字を書き、人前で恥ずかしく、
人に頼り、決断力にかける・・・というのは幼児の敏感期に編み物の落とし目をしたからだ。
子どもが3歳半までに得る知識は、その後の60年間に一生懸命努力して獲得する量に等しい。
その膨大な量を、3歳までの心は吸収精神を持って獲得する。
言語、習慣、宗教などすべてが、この吸収精神によって獲得され、子どもの心に根を下ろす。
3歳までの環境は、その人の生涯に決定的な影響を与える。
子どもの脳は3歳までに60%、9歳までに90%の成長発育が終わる。
その成長は、すごいスピードでなされており、それはまるで写真をとるような速さである。
それが、3歳までの吸収精神であり、3歳をこえると次第に失われていき、6歳以後は完全に消えてしまう。
だから3歳までに美しい言葉、音楽、いつも愛されているという安心感、
安定した雰囲気、豊かな文化、自然がいつも子どもの周りにあることが大切である。」
幼児期は、まさに天才が育つ時期です。
この時期の豊かな働きかけは、将来に対する貴重な種まきになります。
楽しい働きかけ工夫をしましょう。
子どもの心に安心感があり、楽しさが加われば、子どもの好奇心はぐんぐん伸びます。
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